6,000ユーザ、Lotus Notes/DominoからGoogle Appsへ

    後藤大地  [2010/01/27]

    Web applications for communication and collaboration

    Official Google Enterprise Blog: Migrating 6,000 users in 40+ countries from Lotus Notes/Domino to Google Appsにおいて、Fairchild Semiconductorが基幹アプリケーションをLotus Notes/DominoからGoogle Appsへ移行させた経緯が紹介されている。同社は最終的に40ヶ国以上にいる6,000人を越える同社の従業員がGoogle Appsへ移行したと説明している。

    Fairchild SemiconductorではもともとLotus Notes/Domino 6.5を採用していたが、すでにバージョンが古くなっていること、IT環境が複雑であること、メンテナンス費用が高いことなどを理由に2008年末にはシステム変更を検討していたという。さらにこのタイミングで世界不況が始まったことや、同時に進めていた電子メールアーカイブと検索システムの開発があまりうまくいっていなかったことも、この取り組みを後押ししたという。

    最初はLotus Notes/Dominoを最新版へ更新することを検討したが、この方法は時間と費用がかかりすぎるという理由で断念。次にLotusのホスティング版なども検討したが、SVPからGoogle Appsを使ってみてはどうかというアドバイスがあり、最初は冗談を言っていると思ったが調査をはじめてそれが現実的なソリューションであることに驚いたと説明されている。

    費用対効果を分析したところ、Lotus Notes/Dominoからの移行で年間50万ドルの節約が可能になることがわかったという。最初はITと営業のコアグループで移行作業を実験的に開始。ボランティアを募ったところCEOと全経営陣が参加するという驚きの展開になり、取り組みがうまくいったため次に400人のアーリーアダプタを移行させ、最終的に6,000人を超える従業員がGoogle Appsへ移行したとされている。現在はGoogle Sitesへイントラネットを移行できないか検討していと説明がある。

    Fairchild Semiconductorのように多くの国々、異なるタイムゾーンで働く従業員がいるケースではGoogle Appsが効果的に利用できる事例として興味深い。また、3段階に分けて移行を進めたこと、6,000人規模の移行が実現できたこと、費用の面で利点が出ていることなどが興味深い。Google Appsは2009年10月にも米ロサンゼルス市における3万人規模の契約が発表されるなど、大口採用が進んでいる。

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