米Googleは25日(現地時間)、Webブラウザ「Chrome 4」の正式版(安定版)をリリースした。バージョン番号は4.0.249.78。対応OSはWindows 7/Vista/XPで、同社のWebサイトからダウンロードできる。またChromeの自動アップデート機能を通じた配信も始まっている。

Chrome 4はChrome用拡張機能「Chrome Extensions」に対応する。Mozillaの「Firefox」同様に、アドオンのインストールを通じてユーザーの任意でChromeの機能を強化できる。同機能は昨年12月8日からベータ公開されており、Googleのギャラリーサイトに掲載されているアドオン数はすでに1,500個を超えている。

Chrome Extensions

このほかChrome最新安定版では、複数のパソコンのChrome間でブックマークを同期する「Bookmark Sync」が利用可能だ。JavaScriptの実行性能も向上しており、Mozilla DromaeoのDOM CoreテストでChrome 4はChrome 3を42%も上回る。

Dromaeo DOM Coreテストのスコア。Chrome 1との比較でChrome 4は約400%向上

Mac版Chromeベータ版アップデート間近

製品マネージャーのNick Baum氏によると、Mac用Chromeでも間もなく拡張機能とBookmark Syncをサポートするベータ版が登場するそうだ。Linux用Chromeは、すでにベータ版が拡張機能に対応している。