日本のSNS事情、Facebook台頭の可能性はある? - ネットレイティングス

    門脇千智  [2010/01/20]

    ネットレイティングスは19日、都内で会見を開き、アジアにおけるオンラインメディア利用動向のトレンドや、2010年アジアのオンライン市場に関する同社の見解を発表した。

    ネットレイティングス代表取締役会長兼CEO チャールズ・バックウォルター氏

    この日の会見には、同社の代表取締役会長兼CEOのチャールズ・バックウォルター氏や、同社の本社となるニールセン・カンパニーのオンライン部門CEOであるジョン・バーバンク氏らが出席。バックウォルター氏は、アジアにおける潜在的なインターネットユーザの規模は7億3,830万人と、世界のその他6地域に比べて多いことを報告した。しかしその一方で、インターネット利用率は下から2番目の19.4%と低く、「アジアにおけるインターネット利用の浸透にはまだやるべきことは多く、巨大な市場成長のチャンスがある」との見解を示した。

    また、現在のインターネット利用のトレンドとして、「ソーシャルメディア(CGM含む)の利用者が増えつつある」(同氏)ことについて言及。世界的には米国のSNS「Facebook」等の人気が高いが、アジアでは各国独自のローカライズされたサイトの人気が高い傾向にあるとの分析結果を示した。さらに、例として、日本国内における、mixiとFacebookの利用率を比較。バックウォルター氏は、「mixiの(日本国内における)利用率はFacebookの7倍。Facebookの利用率は緩やかに増加しているが、規模は小さい」と説明した。

    アジア / 欧州 / 北米 / ラテンアメリカ / オーストラリア・オセアニア / アフリカ / 中東における、インターネットユーザの規模比較とインターネット利用率比較

    世界における、ソーシャルメディアの利用状況。黄色の部分は、2008年5月から2009年5月にかけての利用率の伸びを示している

    各国のトップSNSについて、各国のインターネットユーザ人口に対する利用率を比較。日本のmixiは他国のSNSに比べて低い利用率となっている

    日本における、mixiとFacebookの利用率比較。日本国内においては、mixiの利用が圧倒的に多い

    また、この結果を受けて、バーバンク氏は「Facebookは緩やかに上昇しており、mixiとの差を考えると、日本において、まだ伸びしろを持っているともいえる。今後、日本でmixiが更に伸びていくのか、それとも(Facebookのような)グローバルなサイトが台頭してくるのか、今後1~2年かけてウォッチしていくべき興味深いトレンド」と述べた。

    ニールセン・カンパニー オンライン部門CEOのジョン・バーバンク氏

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