三洋半導体、「レール to レール CMOSデュアルオペアンプ」を製品化

      [2010/01/19]

    三洋半導体は、「レール to レール CMOSデュアルオペアンプ」製品として「LC70660M」を開発、2010年3月よりサンプル出荷を開始すると発表した。サンプル価格は150円で、量産時には月産100万個規模が計画されている。

    「レール to レール CMOSデュアルオペアンプ」

    同製品は回路設計やプロセス技術に低消費電力化技術のノウハウを搭載することで、消費電力80nAを実現した。具体的には、電源制御回路および増幅回路を改良したほか、CMOSアナログ製品用に最適化されたCMOSプロセスを採用、トランジスタの高精度化の実施などを行うことで実現したという。

    これにより、従来オペアンプ比で電池寿命を4倍長くすることが可能となり、24時間電流を送る必要がある検知器やセキュリティ機器、センサなどのメンテナンス性や使い勝手の向上が図れるようになる。

    また、製品名に用いられているレール to レールとは、入出力ともに電源電圧までの広い動作範囲での使用が可能となる回路のことで、これにより、グランドから電源電圧のフルスイング入力、および、グランドから電源電圧のフルスイング出力を実現している。

    さらに、CMOSプロセス技術を活用することで、バイアス入力電流を1pAに抑制。加速度、振動、光などの各種センサの微小入力信号を検出するアプリケーションでは、バイアス電流値が信号検出精度に影響するため、低く抑えることが求められていたこともあり、これにより、バイアス電流を気にせず周辺回路の設計を行うことが可能になる。

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