「Apple Tableの本物の写真やビデオをお持ちの方がいたら、10,000ドル(約910,000円)を進呈します」 - こんなキャッチコピーで懸賞を開始したサイトがある。GizmodoやKotakuなどのBlogメディア群を参加に抱える米Gawker Mediaでは「Valleywag's Apple Tablet Scavenger Hunt」と題し、最大賞金100,000ドルをかけた"Scavenger Hunt (ゴミ拾い)"で、27日発表と(噂)されるAppleの新世代デバイスの情報集めを目指している。

Valleywag's Apple Tablet Scavenger Hunt

コンテストのルールは、27日の製品正式発表までに写真やビデオなどのマテリアルを送付し、それが本物であると認められれば、あらかじめ設定された内容に応じた懸賞金が支払われるというもの。タブレットの写真であれば10,000ドル、それが動作中のビデオであれば20,000ドル、Steve Jobs氏が写真またはビデオを抱えた映像であれば50,000ドル、実際の製品を1時間だけGawker編集部のメンバーに触らせてくれたら100,000ドルがそれぞれ支払われる。情報提供にあたっては匿名性を死守するとしており、Photoshop使用を含む真贋判定はすべて編集部が行う。コンテスト応募の決まりについてはサイト記載のルールを参照のこと。エントリー応募は編集長のGabriel Snyder氏宛のメールアドレスまで。

募集を開始した日の翌日にあたる14日、Valleywagでは1枚の応募作品……ではなくて写真を掲載している。それが以下の写真だ。確かにJobs氏がApple Slateを抱えている写真で、本来なら50,000ドルの価値があるもの。だがGawkerでは、特別商品として50,000ドルの一部である「Legally Blonde 2(邦題:キューティ・ブロンド2)のDVD1枚」「Zune Marketplaceのギフトカード25ドル分」「素晴らしいステーキナイフセット」を応募者のSpillner氏(カリフォルニア在住)に送付したようだ。

掲載された写真

周囲の盛り上がりのほうが過熱しつつあるAppleのタブレットだが、実際に飛び出してくるのはどのような製品か。あるいは本当に27日に発表されるのか。噂される新型iPhoneとの絡みは。そしてiLife / iWorkのアップデートや新型Macについての発表はあるのか。非常に楽しみな展開だ。本稿執筆時点で27日まで1週間と少しだが、それまでにGawkerはどれだけ情報を集めることができるのだろうか?