NTTデータは、Google マップを活用した業務用地図ソフト「Geoffice(ジオフィス)」を開発し、2010年1月より販売する。

「Geoffice」は、各種地理情報を管理するGIS(地理情報システム)の機能と、GoogleマップがWeb経由で提供する豊富な地図データを連携させて利用する業務用地図ソフト。Google Maps API Premierを利用して開発し、Web経由でGoogleマップを背景地図として利用することが可能。ストリートビューとの連携もできるという。

「Geoffice」で登録した各種情報は、ユーザ側のデータベースで管理し、Googleマップ上の情報の検索結果をExcelと連携させることにより、出力帳票などにレイアウトできるという。

利用イメージ

Googleマップ機能に加えて「Geoffice」が提供する豊富な作画機能やデータ編集機能を利用した各種情報の登録・管理ができるほか、住所や目標物と言った検索などの機能が提供される。

予定提供価格は、1ライセンスあたり38万8,000円(税別)で、Googleマップ利用料金は、1台利用で5万円/年(税別)。

NTTデータでは、台帳管理や施設管理、顧客管理、防災支援、苦情処理支援など、自治体や企業における地理情報を管理・利用する業務を対象に「Geoffice」を拡販し、販売目標として2012年度までに累計20億円の売り上げを目指す。