マツダは17日、軽自動車「キャロル」をフルモデルチェンジして発売した。価格は、89万9850円から116万7600円。

キャロル GS ※新色シャイニーグリーンメタリック

キャロルXS ※エアブルーメタリック

今回のフルモデルチェンジでは、車体の軽量化と、燃焼効率を改善したVVT(可変バルブタイミング)付エンジン、副変速機構付CVTの採用などにより、低速域での力強さと高速走行時の燃費性能を向上させた。これにより、全車が「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」に適合、またCVT・5MT車が「平成22年度燃費基準+25%」、AT車が同基準の「+15%」を達成。それにより、全車がエコカー減税の対象(CVT車・5MT車は75%、4AT車は50%の減免)となる。さらに、瞬間燃費、平均燃費、航続可能距離を切替えで表示できるインフォメーションディスプレイを新たに採用した。

エクステリアは、丸みのあるデザインを基調としつつ、マツダ車共通のモチーフである5角形のフロントロアグリルを採用した。ボディカラーは、緑系の「シャイニーグリーンメタリック」を追加し、薄青系の「エアブルーメタリック」、ベージュ系「ミルクティーベージュメタリック」、茶系「マルーンブラウンパール」など、全6色を設定した。

インテリアには、丸みを帯びた形状をインパネなど各所に採用。またベージュ色と明るい茶色を組み合わせたドット柄のシートデザインなど明るい色調にした。

安全性能は、SRSエアバッグシステムなどの衝突時の衝撃を軽減する構造および装備を充実させるとともに、セキュリティアラームシステムを標準装備し、「XS」にはイモビライザーを標準装備した。

パッケージングは、乗員間距離を拡大することにより、後席乗員の快適性を向上。また、開口部の拡大やサイドシルの低下により乗降性を改善した。リア荷室は、4人乗車時でもA型ベビーカーの収納が可能なスペースを確保。また、用途に合わせたアレンジが可能な分割式リアシートを「XS」に標準採用している。

装備は、全車に、約90%以上の紫外線をカットする全面UVカットガラス、インパネ周りの複数のトレイ、買い物袋フック、カップホルダー(運転席側)、センターコンソールにボトルホルダーを4個設置するなど、豊富な収納装備を採用している。「XS」には、最適な運転姿勢の調整が可能なシートリフターやチルトステアリング、アドバンストキーレスエントリー&キーレスプッシュボタンスタートシステム、照明付バニティミラー、LEDサイドターンランプ内蔵ドアミラーを標準装備。また、4WD車には、運転席シートヒーターを標準装備した。

インテリア XS

インストメントパネル XS