リモートデスクトップSPICEオープンソースへ、Win RDPやCitrix ICAに相当

    後藤大地  [2009/12/16]

    Today Red Hat is the world´s most trusted provider of Linux and open source technology.

    Red Hatはエンタープライズにおける新しいリモートデスクトッププロトコルとしてSPICE (Simple Protocol for Independent Computing Environment)および関連ソースコードをオープンソースソフトウェアとして公開した。物理デバイスや仮想環境に対してリモートアクセスを提供するためのもので、ほとんどのコードがGPLで提供される。一部のコードはLGPLやBSDライセンスとされている。

    既存のプロトコルとしてはMicrosoftのRDP (Remote Desktop Protocol)やCitrixのICA (Independent Computing Architecture)に近い。VDI (VD-Interfaces)を経由してディスプレイ、キーボード、マウス、マルチメディアデバイスへのアクセスを提供する。The Spice projectは当面はQEMUで動作する実装を提供するという。ユーザにSPICEプロトコルを使ってもらい普及を促進する狙いがあるとみられる。

    SPICEの提供している機能
    2Dグラフィックコマンドの処理と転送
    ビデオストリームのヒューリスティックな特定とM-JPEGビデオストリームの転送
    QUIC、LZ、GLZなどさまざまな圧縮アルゴリズムの提供
    カーソル関連コマンドの処理と転送
    通信量削減のためのクライアントキャッシュ機能
    SPICEサーバを新しいホストへ移行させる機能の提供
    WindowsおよびLinuxクライアントのサポート
    双方向オーディオ機能
    今後提供が予定されている機能
    ネットワークリソースを共有するためのネットワークトンネリング機能
    DirectDrawやビデオアクセラレーション、3Dアクセラレーションを提供することを目的としたオフスクリーン機能の
    クライアント間でクリップボートを共有する機能
    クライアント間でUSBデバイスを共有する機能
    利用するスクリーンをクライアントから選択する機能
    ビデオ機能、3D機能、Aeroレンダリングの提供
    Mac OS Xクライアントの提供
    複数クライアント同時接続のサポート

    SPICEはもともとKVM向けにQumranetが開発を進めていたもの。QumranetはRed Hatに買収され、SPICEはRed Hatのポートフォリオとなっている。

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