WebGL is a cross-platform, royalty-free web standard for a low-level 3D graphics API based on OpenGL ES 2.0

The Khronos Groupから「WebGL Specification」のワーキングドラフトが公開された。WebGLはCanvas要素をDOMインタフェースとして利用しつつ低レベルな3DグラフィックAPIを提供する規格。APIはOpenGL ES 2.0をベースにしており、クロスプラットフォームで動作、ロイヤリティフリーという特徴がある。主要ブラウザベンダのうちMozilla、Apple、Google、Opera Softwareがメンバーとして参加しており、これらブラウザではデフォルトで対応されることになるとみられている。

架空の街San AngelesをWebGLでレンダリング - WebGLデモンストレーション実行例 Safari 4.0.4 (6531.21.10, r52185)/ Mac OS X Snow Leopard

回転する地球 - WebGLデモンストレーション実行例 Safari 4.0.4 (6531.21.10, r52185)/ Mac OS X Snow Leopard

回転する急須 - WebGLデモンストレーション実行例 Safari 4.0.4 (6531.21.10, r52185)/ Mac OS X Snow Leopard

グリグリ動かせる急須 - WebGLデモンストレーション実行例 Safari 4.0.4 (6531.21.10, r52185)/ Mac OS X Snow Leopard

Firefox、Chrome、Safari関連のブログでもWebGLのワーキングドラフトが登場したことを伝えている。

今のところ開発版のFirefox、Chrome、SafariでWebGLを試すことができる。WebGLはOpenGL ES 2.0とほとんど同じであることから、OpenGL ES 2.0に精通した開発者がその技術をそのまま利用できるという特徴がある。ブラウザがネイティブサポートするためプラグインやエクステンションをインストールすることなく利用できるところがポイントとなる。

なおGoogleはWebGL以外にもO3Dと呼ばれる技術も開発している。WebGLとはアプローチが異なっている。Operaも実験的な取り組みとしてOpera 3Dと呼ばれる機能を開発していた経緯がある。