フィジオスと頓智ドットは、フィジオスのiPhone向け3D彫刻アプリ「Jazz Sculptor」を、頓智ドットのiPhone向けAR(拡張現実)サービス「セカイカメラ」と連携させることに合意した。セカイカメラのAPI「OpenAir IAC」が2010年2月以降に公開されるのに合わせ、提供を開始する予定。

Jazz Sculptorは、iPhoneの画面上で"3D彫刻"ができるアプリで、材質と形状で素材を選び画面をタップして彫っていくというもの。セカイカメラは、iPhoneのカメラを通して見た空間にテキストや画像などの情報を投稿・閲覧できるサービスだ。

今回の連携により、Jazz Sculptorで制作した3D彫刻をセカイカメラで見た空間上に"置く"ことができるようになる。彫刻のサイズを変えたり、置かれた作品に手を加えることなども可能だという。詳細な仕様は現在検討中だが、フィジオスでは「サービスとして面白い方向性に持って行きたい」としている。

なおJazz Sculptorは、ドリルやナイフ、ヤスリ等の新たなツールの他、拡大・縮小機能などを追加した有料版が近日中にリリースされる予定だ。

セカイカメラで見た空間上に3D彫刻を置くことができる

Jazz Sculptorの操作画面。無料版のツールはノミ1本