ビデオリサーチインタラクティブ(VRI)、ヤフー、マイクロソフト、オールアバウト、NTTレゾナントの5社は14日、インターネット広告効果に関する共同調査プロジェクト「ネット広告バリューインデックス」(NAVI)の第2回調査データを更新した。

NAVIは、クリック率(CTR)など従来のネット広告に関する評価指標に加え、新たに"露出自体の効果"を評価するための基準値の作成を目的としたプロジェクト。同調査では、ネット広告の認知率とブランディング効果の関係、広告効果の時系列での変化などに関する調査結果も公開している。

最新調査によると、ネット広告到達回数の増加にともない広告認知およびブランディング効果が拡大することが確認できたという。調査データでは、ネット広告出稿時の広告認知率は広告到達者の30.3%、うち認知者の63.6%が広告内容を理解しているほか、広告到達者は非到達者に対し、メッセージ理解で1.23倍、広告商品の購入・利用意向で1.14倍の差があった。効果を最大化する広告到達回数は12回。「2,000万インプレッション出稿時の広告認知者数は224万人、商品購入/利用喚起者数は66万人」。また、広告サイズの拡大・リッチ化によるネット広告効果の拡大傾向なども検証できたという。

VRIでは、最新調査に合わせて、同社提供の「インターネット広告出稿効果シミュレータ」を2010年3月にリニューアルする予定。データの詳細はこちら