TOTOブースでは、8月に発売された、ウォシュレット一体形便器「ネオレストハイブリッドシリーズ」と、自動水栓「アクアオート・エコ」を中心とした展示が行われている。

ネオレストハイブリッドは、水道の水圧により流れる水と、ポンプによって加圧されて送り出される水とをハイブリッドして洗い流すことで、洗浄に必要な水を4.8Lにまで削減した「ハイブリッドエコロジーシステム」を最大の特徴とする製品。4.8Lという水使用量は、従来の節水トイレの使用水量、約13Lから、68%も削減されていることになる。また節水性能だけでなく、ポンプによる加圧を行うため、水道の水圧の低いマンションなどでも使用可能といった設置面でのメリットも持ち合わせている製品だ。ブースでは、このハイブリッドエコロジーシステムの動作と仕組みを、実際の動作可能なカットモデルで解説している。

アクアオート・エコは、公共のトイレなどで使用されている自動水栓。水栓の下に手を近づけると、センサーがそれを検知して水が流れ、手を放すと水が止まる。栓の閉め忘れなどによる水の無駄を防ぐことができる。ただし、一般的な自動水栓では、動作させるための電力が必要となる。それをクリアしたのが、アクアオート・エコだ。内部には水車が組み込まれており、水が流れるときに、ここで発電して蓄電する。これにより栓の開け閉めやセンサーの動作に必要な電力を賄うという仕組みだ。また、水に気泡を混入させることで、少ない水でも快適に手を洗うことができる「ハイパー泡まつ」機能も搭載。普通に流水で手を洗う場合の約半分の使用水量に押さえることが可能だ。ブースでは、アクアオートエコの内部構造や、普通の水栓との使用される水の量の差などに付いてのデモンストレーションがおこなわれている。

自分で発電する自動水栓「アクアオート・エコ」

4.8Lという少ない水で洗い流すウォシュレット一体形便器「ネオレストハイブリッドシリーズ」のデモ