摂津市と阪急電鉄は12月9日、共同で進めているプロジェクト「南千里丘まちづくり」の一環として、駅に起因するCO2 排出量を実質的にゼロにする日本初の「カーボン・ニュートラル・ステーション」である「摂津市駅」の営業開始日を来年3月14日に決定したと発表した。

摂津市駅の完成イメージ

同駅は、阪急京都本線の正雀駅と南茨木駅の間に設置される。同駅に起因するCO2排出量は、電力使用量(照明、エレベーターなど)、水道使用量から想定して、年間約70トンになる。

これら駅に起因するCO2排出量のうち、約51%を太陽光発電、LED照明、雨水利用、無水トイレ、ヒートポンプ式電気給湯器などの省エネ施設を導入することで削減し、また、約49%分をCO2排出枠を購入することで、CO2 排出量を実質的にゼロすることを計画している。

摂津市駅においてCO2排出量を削減するために実施される施策

太陽光発電装置は、経済産業省の「地域新エネルギー等導入促進事業」の補助金を、また、LED照明とエレベーター回生電力利用装置は、大阪府の「大阪府民間事業者省CO2 設備導入支援事業」の補助金を活用して設置される。