経済産業省は12月10日、全国の大学・大学院765 校を対象に実施した「大学・大学院における起業家教育実態調査」を実施してわかった、全国252校の大学・大学院で行っている1078 科目の起業家教育講座の情報をまとめた「大学・大学院起業家教育データベースを公開した。

大学・大学院起業家教育データベース

同省では今年5月に「起業家教育推進ネットワーク」を設立し、ポータルサイト「起業家教育のひろば」を通じて、モデル講座、外部講師派遣、授業見学会、教材の紹介、全国フォーラム等の事業を実施している。今回同ポータルサイトで、「大学・大学院起業家教育データベース」を公開している。

大学・大学院における起業家教育実態調査により、全国の大学(回答校576校)の43.8%に当たる252校で起業家教育を実施しており、文部科学省調査と比較すると、この6年間で大学・大学院の起業家教育科目は約2倍の1,078科目となったことがわかった。

また、起業家教育講座を行っている252校のうち、特に起業家教育を重点的に学ぶコースや専攻を設置している大学・大学院は64校。

大学・大学院起業家教育データベースは大学名、科目名、担当教員だけでなく、授業形式、授業内容、科目の特徴、外部機関との連携内容も掲載されており、各項目から特定の科目を検索する機能も備えている。