NECは、BIGLOBEのデータセンタ運用ノウハウを活用し、製品化したデータセンタ向けサーバ「Express5800/iR120a-1E」を発表した。

「Express5800/iモデル」は、従来比、最大60%省電力化した2way/1Uラックマウントサーバ。BIGLOBEのデータセンタ運用ノウハウを活用して製品化したもので、サーバのリモート管理機能を強化するなど運用性を向上している。

具体的には、従来、人手を介して実施していたBIOSやファームウェアの更新、サーバの緒元情報やログ情報の採取等を、リモート環境で行えるという。

省電力化は、低消費電力CPU、省電力メモリおよび最大88%の変換効率を実現する「80PLUS SILVER」対応の電源ユニットを採用することで実現した。

出荷開始は12月25日で、希望小売価格は、21万5,000円(税別)からとなっている。

また、NECでは、データセンタ事業者向けのLinux技術支援サービスも開始すると発表した。このサービスではNECに専用窓口を設置し、OS・ハードウェア・ミドルウェアの問題切り分けから調査の実施、さらに、原因解析のためのツールの提供、運用にかかわる問題解決・回避のための手順・修正方法など、構築・運用を支援する技術サービスを提供するという。

希望小売価格は、サーバ台数が変動した場合でも定額の年間1,000万円(税別)となっている。