日立製作所は12月8日、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」のハイエンドモデル「BS2000」において、サーバブレード1台当たりのI/Oスロット数を16スロットに拡張できる「I/Oスロット拡張装置」の販売を、12月10日から開始すると発表した。

同製品のサイズは449×759×174(W×D×H:mm)で、出荷は来年3月の予定。価格は157万5,000円からとなっている(税込)。

BS2000(左)とBS2000向けI/Oスロット拡張装置

同社は今回のI/O拡張により、銀行・証券システムの勘定系、企業・社会インフラの基盤システムなど、従来はUNIXサーバ上位機で構築していた膨大な1/0処理を伴う大規模な基幹システムの構築を、BS2000で可能になるとしている。

今後同社は、次世代インテル Xeonプロセッサーを搭載し、サーバブレード間でSMP構成によるシステム拡張が可能な高性能なサーバブレードを製品化していくほか、より長期の安定稼働を支える10年間のハードウェア長期保守サービスを提供する予定だ。こうした施策により、BS2000の基幹システムへの適用をさらに強化していくという。