米YouTubeは3日(現地時間)、すばやく動画を再生できる"軽量さ"を追求したYouTubeページ「Feather」を、TestTubeでベータ公開した。

1080pのHD動画に対応するなど、YuTubeはサービスの高精細・高機能化を積極的に進めている。その一方で、低速なインターネット接続環境や低スペックのPCでは以前ほどスムースに動作しなくなった。これでは、ブロードバンド環境が整わない地域を含む全世界にサービスを提供するという目標に添わない。そこで動画再生までの待ち時間を短縮させたFeatherの試験提供にふみ切った。

Featherページは、プレイヤー、動画の説明、最新のコメント、関連動画、検索ボックスで構成される。利用できる機能は「お気に入り」と「フラグ」、再生後の「共有」に限られる。

Featherを試すにはTestTubeで「Join the "Feather" Beta」をクリックする。Feather状態で動作再生ページの右下に表示される「Leave the "Feather" Beta」から通常のYouTubeページに戻れる。

YouTubeエンジニアのChris Zachariasによると、Featherが実際に再生までのレイテンシ短縮につながり、かつ利用するユーザーが多ければ、通常サービスへの採用を検討するという。