福井コンピュータとリコーは12月1日、工務店や設計事務所、建設会社など建築業界向けソフト「ARCHITREND Manager カン文連携ツールfor imagio」の販売を開始した。

同ソフトは、福井コンピュータの「ARCHITREND Manager」とリコーのデジタル複合機(MFP)「imagio シリーズ」を連携させる専用ソフト。

「ARCHITREND Manager カン文連携ツールfor imagio」の概要

ARCHITREND Managerは、建築設計業務を支援する福井コンピュータの3次元建築設計システム「ARCHITREND Z」で作られた図面・申請書類など建築関連のファイルを管理するソフトウェア。今回のソフトは、このARCHITREND Managerで作成したフォルダ構造をMFPの操作パネルに表示し、利用者は保管したいフォルダを選択して文書をスキャンするだけで、ファイル管理が可能となるというもの。

これは、リコーが推進する「Operius(オペリウス)」の開発パートナーとして、福井コンピュータがリコーの技術協力のもとに開発したもので、同社が販売するほか、Operius認定商品としてリコーグループの販売会社からも販売が行われる。

同製品の開発の背景には2008年11月28日に施行された改正建設業法により、建設業者の「営業に関する図書」の保存に関する規定が設けられた。これにより、請負契約書や完成図、打合せ記録などの各種図面や書類を引き渡し後10年間保存することが義務付けられたほか、2009年6月4日に施行された「長期優良住宅の普及の促進に関する法律(長期優良住宅促進法)」においても、住宅履歴情報を30年間保存することが求められるようになった。

同ソフトを活用することで、物件単位のプランや仕様の打ち合わせ時の記録文書をimagioの操作パネル上の操作で、効率的に電子化・保存することが可能なため、日々発生する保管作業の負荷を軽減することが可能となる。加えて保管した文書は、「ARCHITREND Manager」上で探すことができ、法改正により今後増えるであろう住宅履歴情報の照会にも対応することが可能となる。