不正商品対策協議会は11月30日、警視庁や京都府警など10都道府県警察が同日、ファイル共有ソフト「Share」を通じて、アニメやゲームなどのコンテンツを違法配信したユーザの一斉取締まりを実施、合計10名を著作権侵害などの容疑で逮捕したと発表した。

一斉取締りは、北海道警、秋田県警、警視庁、埼玉県警、三重県警、京都府警、兵庫県警、徳島県警、岡山県警、佐賀県警の10都道府県警察によって11事件で実施。家宅捜索の対象者は、Shareネットワークを通じて、権利者に許可を得ていない著作物を不特定多数のユーザに送信可能な状態にしており、著作権(公衆送信権)侵害などの容疑で合計10名が逮捕された。

逮捕者が無断アップロードしていたコンテンツには、任天堂のゲーム機「Wii」用ソフト「Wii Music」「Wii Sports Resort」も含まれており、Wii用ソフトのアップロードユーザが摘発されたのは本件が初のケースになるという。このほかにも、スクウェア・エニックスが著作権を有するニンテンドーDS用ソフト「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」、アニプレックスが著作権を有する「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」など、多くのゲーム/ アニメ/ 音楽/ 映画が著作者に無断で送信可能な状態となっていた。

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