東京急行電鉄、NEC、情報・システム研究機構国立情報学研究所、東急エージェンシーは11月30日、共同で街なかソーシャル・ブックマーキング「pin@clip ピナクリ」の実証実験を、12月1日から渋谷駅周辺で開始すると発表した。

同実験は、経済産業省による「平成21年度 ITとサービスの融合による新市場創出促進事業「(e空間実証事業)」の一環として採択された、東京急行電鉄の事業「ぷらっとPlat」における渋谷モデルサービスとして、来年3月10日まで実施されるもの。

pin@clip ピナクリはiPhone向けアプリケーションのサービスで、渋谷で過ごす人たちが「iPhone」を用いて、「おもしろい、お気に入り」といった情報を街で書き込んでシェアすることで、新しい発見を広げていくことを狙っている。

渋谷駅周辺(渋谷区神宮前、渋谷、東、桜丘町、南平台町、神南、宇田川町、道玄坂、円山町、神泉町、松濤、神山町)の情報に加え、東急ハンズ渋谷店店内では売り場に応じた関連情報が、利用者の位置や時間に応じてAR(拡張現実感)などのインタフェースを活用しながら提供される。

同実験ではARを用いたイベント、渋谷駅ハチ公広場周辺で視聴できるエリア限定のワンセグ番組配信の実施も予定されている。

同実験のモニターは、12月18日まで専用Webサイトで募集している。

pin@clip ピナクリの利用イメージ