TI、キースキャン製品を発表 - パワーマネジメントスーパーバイザICも開発

      [2009/11/27]

    Texas Instruments(TI)は、CTRL/ALT/DELなどの3個のキーの組合せを使用した割り込み出力信号を発生するとともに、キープレス/キーリリースを検出するためのプロセッサによるキー・スキャン動作を不要にし、処理能力と帯域幅の節約に役立つキー・スキャン・デバイス(キーコントローラ)「TCA8418」を発表した。また、複数の電源レールをサポートする各種電源において基板実装面積の縮小に役立つ、プログラマブルのディレイ、およびウォッチドッグ・タイマ内蔵の4チャネル電源電圧スーパーバイザ(SVS)IC「TPS386000」ファミリとして「TPS386000」「TPS386020」「TPS386040」「TPS386060」の4製品も発表している。

    TCA8418は、50μsのデバウンス動作を行う発振回路、およびキープレス/キーリリース操作のための10バイトのFIFOを内蔵。FIFOは最高10回のキー入力情報を保存できるとともに、オーバーフロー防止機能も提供する。また、割り込み出力(/INT)出力はキープレスとキーリリース操作が行われた場合、あるいは動作最高速度時に出力するよう設定が可能だ。

    TCA8418のパッケージ外観イメージ

    電源電圧範囲は1.65V~3.6Vであり、最新のプロセッサ製品とインタフェース回路を要せず、直接接続することが可能。8本の入力、および10本の出力に設定できる18本のGPIOを搭載しており、I2Cインタフェース経由の8×10のキー・マトリクス(80キー)を構成することができる。

    一方のTPS386000は、0.4Vを超す電圧の4本の電源レールを、0.25%のスレッシュホールド精度で監視することが可能。内蔵のウォッチドッグ・タイマと組み合せることにより、プロセッサを使用する各種アプリケーションにおいて、システムの信頼性を向上させることができるようになる。

    TPS386000のパッケージ外観イメージ

    また、プログラマブルのディレイ機能により、広範囲のプロセッサを使用できる柔軟性および、電源シーケンス制御機能も搭載している。さらに、12μA(Typ)の静止電流を実現している。

    ウォッチドッグ・タイマを内蔵しているため、プロセッサ搭載の各種アプリケーションにおいてシステムの信頼性向上が可能。加えて、4番目のスーパーバイザのウィンドウ・コンパレータを過電圧、および電圧下降の検出に使用可能なほか、5番目のスーパーバイザとして負電源電圧の監視にも使用可能となっている。

    キーコントローラおよびパワー・マネージメント・スーパーバイザICはいずれも量産出荷を開始しており、TPS386000は1,000個受注時で2.20ドル、TCA8418は1,000個受注時で1.20ドルとなっている。なお、TCA8418は同種の製品と比較して基板実装面積を75%低減することが可能な2mm角のWCSPパッケージの開発も進められており、こちらは2010年第1四半期からの供給開始が予定されている。

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