電通、ヤッパ、産経デジタルの3社は26日、電子新聞等における次世代型広告配信の実験を開始すると発表した。第1弾として、同日より「産経新聞iPhone版」でデモンストレーション広告を配信している。

3社は、iPhone等の携帯端末向けに配信される電子新聞等での新たな広告表現や付加機能を可能にする手法を検証する。まずは産経デジタルが提供するiPhoneアプリ「産経新聞iPhone版」(Ver.2.2.1以降)の広告枠を活用し、本田技研工業とソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントの広告を配信。ホンダのハイブリッドカー「インサイト」が新聞紙面を走り回る広告や、映画「2012」のプロモーション動画の再生などを可能にする広告となっている。

「産経新聞iPhone版」で配信される広告例。サイト誘導なども可能となっている。11月26日から1週間の配信予定

電通は今後、本実験の展開先として、電子雑誌有料配信サービス「MAGASTORE」でも導入するほか、各携帯キャリアのスマートフォン等にも拡大していく予定という。