本田技研工業は、スーパースポーツモデルのフラッグシップである「CBR1000RR」のエンジンを熟成させて走行性能を高めるとともに、よりスポーティーなカラーリングを採用し、12月10日に発売する。価格は139万6500円から159万6000円。

CBR1000RR <ABS>

2008年6月にフルモデルチェンジした「CBR1000RR」は、ツーリングからサーキット走行までライダーの意思に応えるモデルとして、特にベテランユーザーに人気の高いモデル。また、スーパースポーツモデル用に開発された電子制御式の前後連動アンチロックブレーキ「コンバインドABS」も搭載している(ABSモデル)。

今回のエンジン変更では、フライホイールの大径化を図ることで慣性マスを約7%上げ、クランクシャフトの剛性を高めるために軸端部も大径化している。これによりスロットルコントロール性能を向上させた。一方、小型ファンモーターの採用やシリンダーヘッド部分のシーリングボルトをアルミ製とするなど細部の軽量化を図ることで、車両重量は従来と同等としている。

外観面では、LEDランプを搭載しているテールランプ部分に、新たにクリアレンズを採用し、よりシャープなデザインとした。また、マフラー右側面に新たにアルミ製のカバーを装備した。車体色は3色のカラーリングを採用。トリコロールモデルは「HRC」のロゴを随所に配するとともに、ゴールドカラーの前後ホイールを採用しており、他モデルよりも3万1500円高となる。また、ABS搭載モデルは前後のブレーキキャリパーにブロンズカラーを施している。

主な仕様は以下のとおり([カッコ]はABSモデル)。全長2,075mm、全幅680mm、全高1,130mm、ホイールベース1,415mm、シート高820mm、車両重量201kg[211kg]、水冷・4ストロークDOHC 4気筒エンジン、999cm3(ボアφ76.0mm×ストローク55.1mm)、最高出力87kW(118ps)/9,500rpm、最大トルク95Nm(9.7kgm)/8,250rpm、リターン式6速MT、セルフ式スターター、タンク容量17L、タイヤ:前120/70ZR17 M/C(58W) 後190/50ZR17 M/C(73W)、燃費24.5km/L(60km/h定地走行テスト値)。

※グラファイトブラック×パールサンビームホワイト (ABS)

※グラファイトブラック

※トリコロール