NECは11月26日、オフコンのアプリケーションソフト資産を継続活用できる基幹業務サーバ「Express5800/600シリーズ」の新ラインアップとして、Windows Server 2008 Standard SP2に対応した6モデルの出荷を開始した。

大規模システム向けモデル「Express5800/V628-H/L」、中規模システム向けモデル「同 V618-H/L」は、インテル Xeon(R) プロセッサー 5500番台を採用することで、従来比最大4倍の処理性能が向上している。

また、メモリ・CPU構成や環境温度に応じて冷却ファンを制御することで、従来比最大27%の省電力化と静音稼働を実現している。

全モデルに搭載したミドルウェア「A-VX02」はバックアップ機能が強化されており、データバックアップ先を従来のテープ装置からハードディスク装置へ変更されている。これにより、テープの抜き差しやヘッドのクリーニングが不要となった。

そのほか、PCをExpress5800/600シリーズから構成されたシステムのクライアントとして利用するためのツール「PC/WSエミュレータ(32)」が、Windows 7に対応した。

価格は、タスク数が5のExpress5800/V608-Lが92万円から、タスク数が32のExpress5800/V608-Hが135万円から、タスク数が240のExpress5800/V618-Lが305万円から、タスク数が300のExpress5800/V618-Hが556万円から、タスク数が500のExpress5800/V628-Lが1,419万円から、タスク数が700のExpress5800/V628-Hが2,790万円からとなっている(すべて税抜)。

Express5800/600シリーズ