ネットスプリングは11月25日、新たに開発したシングル・サインオン(以下、SSO)向けアプライアンス「SSOcube」を発表した。同製品の特徴は、Webアプリケーション、Windowsアプリケーション、Windowsクライアント上で稼働する汎用機端末エミュレータなどを対象とする汎用SSO機能を提供する点。
代表取締役社長を務める西武進氏は、「シスコシステムズがあらゆるレイヤの製品を提供しているネットワーク業界において、当社としてはレイヤ3以上のネットワークアプリケーションをボックス化することで、シェアを獲得していきたい」と、同社の事業戦略について述べた。また、既存製品は少数の大規模企業向けばかりということで、同社としては、中堅クラスのボリュームゾーンを狙っていくという。
同氏は、SSO製品を導入する際の課題として、「主流のソフトウェア製品は、導入に技術と時間が必要とされる」、「機能ごとに製品が分かれている」、「価格が高い」ということを挙げた。
こうした課題を解決したのが、SSOcubeというわけだ。同製品は、必要なソフトウェア機能をすべて搭載したアプライアンスであるため、導入が容易であり、ソフトウェア製品よりも時間がかからない。
同製品は、SSO機能としてi-Sprintの「AccessMatrix」を、マトリクス型認証機能としてパスロジの「PassLogic」を、認証サーバとして同社の「AXIOLE」」を組み合わせたものだ。
同製品の最大の特徴は、従来の製品がWebアプリケーションのSSOを対象としたものが多いなか、代理入力方式の採用により、Webアプリケーションに加えてWindowsの固有アプリケーション、Windowsで稼働するメールソフトやERP、汎用機用端末エミュレータなどもサポートしている点だ。
また、パスワードを強化する対策として、ワンタイムパスワードがソフトウェアとして実装されている。マトリクス型認証方式を採用しているので、ハードウェア・トークンなどのデバイスが不要だ。IDとパスワードによる認証にマトリクス型認証を加えることで、二要素認証としても利用できる。
同製品は、100ユーザーから1,000ユーザーまでと、最大利用ユーザー数によって5つのモデルに分かれている。100ユーザーまで利用可能なエントリーモデルの「SSOcube 10」は製品価格が220万円、保守ライセンス更新費が28万円となっている(それぞれ税別)。
同氏は、「SSOcubeは100ユーザーからとスモールスタートが可能なのもウリだ。また通常、競合製品の保守費は製品の15%から20%程度であり、保守費が15%を切っているSSOcubeは価格の面でも競争力を持っている」と、同製品のアドバンテージをアピールした。
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