jig.jp(ジグジェイピー)は20日、携帯電話向けのパケット通信を利用した動画配信プラットフォーム『jigムービー Ver.5.0.0』の販売を開始した。

Ver.5.0.0では、ソフトバンクモバイルの新サービス「ケータイWi-Fi」やNTTドコモの最新モデルに対応。「jigムービー エンコーダー」「jigムービー リアルタイムエンコーダー」の2製品が用意されており、ライセンス価格は1本207,900円。従来バージョンからのアップデートも同額となっている。

jigムービーは、長時間の動画配信を可能にする目的で開発された携帯電話向け動画配信プラットフォーム。あらゆる映像をオンデマンド(VOD)でもライブ(RT)でも高品質に配信できるという。

Ver.5.0.0で、無線LANを利用した高速パケット通信サービス「ケータイWi-Fi」に対応したことで、ソフトバンク端末に向けにも「jigムービー」を利用した長尺動画コンテンツの配信が可能となった。従来バージョンでエンコードしたアーカイブコンテンツも再エンコードすることなく利用できる。なおVer.5.0.0リリース時は、通常配信用のVOD版のみの提供となるが、ライブ配信用のRT版の提供も予定している。

このほか、ドコモ2009冬春モデルから第一弾として本日発売される「SH-01B」「F-01B」「F-02B」にも対応。2009冬春モデルには順次対応していくという。また、Microsoft OSに「Windows7」にも対応した。Windows7に対応したことで、jigムービーを採用する企業が、エンコードマシンのOSをアップグレードした場合でも、「jigムービー エンコーダー」を継続利用することができる。