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Mozillaは10月22日、FirefoxアドオンのFirefox 3.6対応を加速させる取り組みAdd-on Compatibility Reporterを発表した。これはFirefoxのアドオンバージョン互換チェック機能を一時的に無効してアドオンが動作する環境にし、動作結果を開発者に報告するためのエクステンション。Firefox 3.6の登場が近いことから、アドオン開発者にFirefox 3.6への対応を促す狙いがある。

18日、発表から1カ月ほどたって成果が発表された。18日の段階で2,000のアドオンに対して2万5,000のレポートを受け取ったと説明されている。こうしたレポートを受け次の内容のメールをアドオン開発者へ報告したという。

状況 アドオン数 連絡内容
Firefox 3.6と互換性あり 105 試験結果のうち8割以上が正しく動作したと報告。開発者に自身で試すとともに互換対象を3.6.*へ引き上げるようにアドバイス
Firefox 3.6との互換性に問題あり 24 試験結果のうち8割以上が正しく動作しないと報告。開発者に報告された内容に目を通し、バージョンを引き上げる前に問題を調査するようにアドバイス
状況未確定 321 多くの報告が寄せられたものの、互換性があるかどうかを判定できなかったもの。開発者に報告された内容に目を通し、バージョンを引き上げる前に問題を調査するようにアドバイス
報告数が少なすぎるもの 830 少なくとも1件は報告があるが、判断するには不十分なもの。開発者に報告された内容に目を通し、バージョンを引き上げる前に問題を調査するようにアドバイス

Add-on Compatibility Reporterには2万ほどのアクティブユーザがおり、こうしたユーザの報告によってアドオンの互換性チェックが進んでいる状況が説明されている。Firefox 3.6リリースとアドオンにとっていい影響があることから、今後も引き続き報告してほしいと説明されている。