マイクロソフトは、国際財務報告基準(IFRS)に対応したソリューションを日本で提供するため、ベルギーのファイナンシャルアーキテクツと協力し、「Financial Studio」の提供を11月16日より開始すると発表した。

「Financial Studio」は、ファイナンシャルアーキテクツが開発したWindows Serverベースの国際会計基準対応の財務リソースプランニング(Financial Resource Planning-FRP)ソリューションで、SQL Serverおよび.NETテクノロジーで開発されている。

「Financial Studio」では、取引イベントの発生を元にした、仕訳から報告の一連のライフサイクルを国際会計基準に準拠して管理を行い、報告データから原始証憑まで遡ることができるとともに、計上基準・仕訳詳細を容易に参照することが可能だという。

また、計上基準ルールとレポート作成ルールが分離しており、マルチGAAPレポート作成、当局報告が変更となっても柔軟に対応することが可能だという。

マイクロソフトは、Financial Studioの企業導入にあたって、マイクロソフトコンサルティングサービスおよびマイクロソフトプレミアサービスを提供し、円滑なシステム設計・構築・運用に向けて、日本での協業パートナー各社とのパートナリングを行うとともに、共同で販売支援およびマーケティング活動を行う。