NECは、パナソニック システムソリューションズのメガピクセルネットワークカメラ「i-pro」シリーズの画像処理LSI開発向けにCADソフトウェア「CyberWorkBench」を提供したことを発表した。

同ソフトはNECが開発したLSI設計用CADソフトウェアで、C言語を用いたハードウェア設計を支援する動作合成ソフトウェアとなっている。

パナソニックでは、同ソフトを活用し、動作合成を中心とした設計環境全体の再構築を実施、ネットワークカメラをはじめとした各種製品開発に対し、C言語の活用により開発の上流工程で製品検証が可能になり、製品品質の向上を実現したほか、ハードウェアを意識しながらソフトウェア設計をすることが可能となったことから、設計期間の短縮を実現した。

同ソフトは、2006年の提供開始以来、国内の製造業20社以上に採用された実績を持っており、NECでは、今回のパナソニックへの導入実績を踏まえ、今後3年間で50社への導入を目指していくとしている。