NTT東日本は11月12日、開発中のAndroidを採用した無線LAN対応のデジタルフォトフレーム型端末「光iフレーム(仮称)」を用いて、フレッツ光を活用した待受情報配信サービスの実証実験を12月より開始すると発表した。

7インチのタッチパネルを搭載する「光iフレーム(仮称)」

同社は、ブロードバンド回線を利用していない世帯が1,000万程度存在するなか、PCや携帯電話を使わずにインターネットを利用する環境を提供するため、フレッツ光を活用した待受情報配信サービスと光iフレームの開発に取り組んでいる。

同社では、端末のプラットフォームとして開発キットがWebで公開されているAndroidを採用して、コンテンツ提供企業や端末メーカーに仕様を公開することで、参入可能な企業の幅が広がるとしている。

待受情報配信サービスの開発の仕組み

ファーストターゲットは、同社の調査において最も利用意向が高かった20~30歳代の女性とし、2010年度上期の提供を目指す。

フィールドトライアルは12月上旬より順次開始し、2010年3月31日まで行われる。モニター募集人数は1,000名程度で、モニターは特典として、トライアル期間中に端末の貸与とコンテンツの利用が無償で行える。

主な応募条件は、「利用場所がNTT東日本の営業エリア(新潟、長野、山梨、神奈川以東の17都道県)であること」、「ブロードバンド回線を通じてインターネットの利用が可能で、無線LAN環境を用意できること」など。