Infineon Technologiesは2009年7月に公表した、米国の投資企業Golden Gate Capitalの関連会社にInfineonの有線通信事業(Wire Line Communication:WLC)を売却することについて、取引が完了したことを発表した。

InfineonのWLC部門の売却先となったLantiqは、有線通信で20年以上の実績を持つファブレス半導体ベンダで、800件以上の特許ファミリを保有しており、今後、次世代のアクセス・ネットワークとホームネットワークに対する技術革新を進めていくこととなる。

なお、同WLC事業部門の売却額については、Golden Gate Capitalとの資産購入契約の慣習的調整にともない、最終的には約2億4,300万ユーロとなるとしている。また、これにともない、Infineonは1億ユーロ以上の利益を計上する予定としている。