NXP Semiconductorsは、車載ネットワーク向けCAN/LIN搭載SBC(System Base Chip)の第2世代品として「UJA107x」ファミリを発表した。

同ファミリは、車体制御モジュール、空調システム、シート制御、EPS(電動パワーステアリング)、可変型ヘッドライト、雨/光センサ、パーキングアシスタントやトランスミッションといった自動車アプリケーションにおいて、パフォーマンス、消費電力およびECUコストの最適化が可能になるという。

各製品はピンレベルで互換性を有しており「HTSSOP32」パッケージを採用。5Vまたは3.3V電源、ウォッチドッグ機能の有無など、要求に合わせて製品を選択することが可能だ。

ISO11898-2およびISO11898-5準拠HS-CANトランシーバならびにLIN2.1、LIN2.0およびJ2602準拠LINトランシーバを搭載。また、消費電力は、待機電流が75μA(typ、V1アクティブ)、スリープモード電流が55μA(typ)となっている。

また、電圧レギュレータは、250mAの出力電流に加え熱分散のために外部PNPを用いた電流ブースト機能もサポートしており、設計者はプリント基板の任意の場所に配置することが可能である。