米Googleは11月10日(現地時間)、米国の47空港で2010年1月15日まで無線LANを通じた無料インターネット接続サービス「Free WiFi for the Holidays」を提供すると発表した。ボストンのローガン空港、ラスベガスのマッカラン空港、シアトルのタコマ空港(11月後半から)、サンノゼのミネタ空港などが含まれる。

FAA(米連邦航空局)の予測では、サンクスギビング、クリスマス、元日を含むFree WiFi for the Holidays期間中に参加空港を1億人以上が利用する。混雑する冬のシーズンでスケジュールが乱れることも多く、セキュリティゲートを通過してから搭乗までの待ち時間は平均70分と長くなる。「慌ただしい旅行シーズンに、無料Wi-Fiが移動や友だち・家族との連絡の手助けになってくれればと思う」とGoogleのMarissa Mayer氏。

Free WiFi for the Holidaysを通じて、無料Wi-Fiユーザーは写真コンテストと寄付プログラムにも参加できる。写真コンテストのテーマは「空港またはVirgin Americaの機内Wi-Fiを利用している様子」。寄付プログラムでは、Google Checkoutを使って「Climate Savers Computing」「One Economy Corporation」「Engineers Without Borders USA」などをサポートできる。Googleは2010年1月1日までに無料Wi-Fiを通じた寄付金額が最も多かった空港に対して、地域の非営利団体への寄付用に15,000ドルを贈呈するそうだ。