日本アイ・ビー・エムは11月10日、複数の物理サーバおいて、CPUやメモリなどのIT資源を一元管理し、仮想化技術により共有できるシステム管理ソフトウェア「IBM Systems Director VMControl System Pools for Power Systems V2.2」を発表した。

同製品は、同社のシステム管理ソフトウェア「IBM Systems Director」のプラグイン・ソフトウェアで、AIXを搭載するUNIXサーバ「IBM Power Systems」、「IBM BladeCenter」をサポートする。

同製品では、1つの管理画面から、複数のサーバのIT資源を集中管理することができる。これにより、データセンター全体のIT資源を単一システムとして資源のプールを構築し、総量を最適化して、資源の利用率を高めて投資の抑制を図ることが可能だ。

同社は来年以降、同社のメインフレーム用仮想化OS「z/VM」、x86サーバ用仮想化OS、他社製UNIXにおける同製品の対応を実施していく予定だ。

出荷開始日は12月11日で、最小構成価格は50万円。

IBM Systems Director VMControl