米大リーグのワールドシリーズでヤンキースが9年ぶりの世界一になった。松井秀喜選手がMVPに選ばれたことは、これまでの彼の苦労を思うと、日本人として感慨深いものがある。かつて松井選手は「僕はまだメジャーで何も成し遂げていない」という語録を残しているそうだ。ついにやったね、松井!

野球は単なるスポーツとして楽しめるだけでなく、ビジネスのお手本として学ぶべきところも多い。「Bigg Success」というサイトに「ビジネスでヒーローになるために野球から学ぶ5つのレッスン(原題: 5 Lessons from Baseball to Be a Hero in Business)」という記事があるので紹介しよう。

これらは1956年にTIME誌よりベスト監督に選ばれた Birdie Tebbettsが残した言葉だ。

ヒーローになるための準備をする

バットを選んだあとは練習、練習、そして練習だ。敵のことを自分と同じくらい知ることも必須。

バッターボックスに立つ

ユニフォームを着て、ダッグアウトから出て、バッターボックスに立たなければ、ヒーローには絶対なれない。多くの人は準備はするが、実行には移さない。これでは成功するはずがない。

正しい球を待つ

来た球をすべて振っていてはヒーローにはなれない。それでは本当にいい球が来る前に三振するのがオチだ。ビジネスでも同じ。どの仕事をするかはよく検討して、あなたのゴールに近づくものだけを選んで、残りはやり過ごすことだ。

結果を気にしない

バッターボックスに立っているとき、打った球がどこへ飛んでいくかはわからない。そんなことを気にする必要はなく、きちんと打つことに集中すればよい。

見込み客に商品を買わせることはできないが、買うような商品を提供することはできる。雇用主に自分を雇用させることはできないが、自分を雇用するメリットを伝えることはできる。つまり、結果はコントロールできないが、行動はコントロールできる。ヒーローはそれを理解している。

一歩前へ出る

打席では常に、もう少し速く、もう少し上手に、もう少し賢くするよう集中すること。常に向上心を持って仕事に取り組めば、ちりも積もれば山となるかのごとく、あなたも職場のヒーローに近づけるはずだ。

あなたもこれらの言葉のいずれかにピンときたら、実行してみてはいかがだろうか。