アイシェアは11月9日、20代から40代のネットユーザー男女504名を対象に実施した、生体認証に関する調査の結果を発表した。

同調査で、生体認証機能を利用したことがある人は全体の22.4%という結果になった。男性は28.0%と女性(15.6%)を大きく上回った。

また、生体認証機能が付いた商品を利用したいかを聞く質問では、「ぜひ利用したい」が10.3%、、「どちらかというと利用したいが39.7%)と、50.0%が「利用したい」という意向を持っていることがわかった。こちらの回答も男性が女性よりやや高比率という結果に。

「生体認証機能が不正利用を防止するセキュリティとして信頼できるものと思うか?」という質問については、「とても信頼できる」が8.3%、「わりと信頼できる」が56.0%と、信頼できる人が64.3%となった。

信頼できる理由としては(自由回答形式)、「偽造が困難」、「パスワードのように知られることもないし、紛失することもないから」、「複数併用するなら信頼に足る」などが挙がった。

信頼できない理由は、「指紋は偽造されても認証されている」、「正しいユーザーなのに、正しいと判断されない」ほか、「システムに詳しい人に渡れば終わり」、「万全のセキュリティはない」という回答が挙がった。

Webサイトへのログインや通販利用時など、インターネット上の個人認証で生体認証が利用できるシステムがあれば利用したいかどうかを聞く質問では、「とても利用したい」が7.1%、「機会があれば利用したい」が54.4%という回答が得られた。生体認証機能の利用経験者では71.7%とという回答率で、利用経験者の生体認証機能に対する信頼度の高さが表れた結果となった。

インターネット上の個人認証で生体認証が利用できるシステムがあれば利用したいか? 資料:アイシェア