シマンテックは11月4日、日本/アジア太平洋地域で、チャネルパートナー向けスペシャリゼーション(専門性認定) プログラムを強化し、また、中堅/中小規模(SMB)企業向けバックアップ/リカバ製品の最新版「Backup Exec System Recovery 2010」を発売開始したことを発表した。
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シマンテック 代表取締役社長 加賀山進氏 |
代表取締役社長を務める加賀山進氏は、同社のパートナー戦略ついて説明を行った。同氏によると、同社はパートナープログラムに加入してもらうパートナーを1,000社に増やして同社製品の取り扱い金額を伸ばすとともに、システムの構築や販売を手がけるパートナーを来年3月までに現在の85社から385社に増やすという。
「パートナープログラムに登録していないパートナーも含め、当社の製品を販売してもらっているパートナーは5,000社に及ぶ。現在それらのうち、85社に対して当社の営業をつけている。市場に対する販売網をさらに強化するために、当社の営業が担当としてつくパートナーを385社に増やしたい」
加えて、同社はセールス認定者とテクニカル認定者の増員を図る。2010年3月期までに、セールス認定者は700名のところ1,500名に、テクニカル認定者は180名のところ300名に拡張する予定だ。
これまで同社は売上規模でパートナーを分類してきたが、これらと並んで、分野別のパートナープログラム「スペシャリゼーション (専門性認定) プログラム」を強化していく。同プログラムは、パートナーの専門性を認定・推奨することで、その競争力と収益力の維持向上を支援するもの。特典として、売上に対する追加リベート、技術サポート、トレーニング資源の提供、シマンテック パートナーロケーター(Symantec Partner Locator)上リストへの登録などがある。
今回、日本/アジア太平洋 (APJ) 地域のチャネルパートナーを対象としたスペシャリゼーションプログラムは「SMB (中堅/中小企業)」と「エンドポイント管理」の2種類だ。
加賀山氏は、「SMB Specializationは、今年度中に20社、次年度に100社の加盟を目標としている」と語った。
同社は上記のパートナープログラムとは別に、グローバルのハードウェアベンダーに対して「グローバルストラテジックパートナー」という制度を実施している。同パートナーはヒューレットパッカードやIBMなど、グローバルベンダーのみだったが、今回、国内ベンダーとして初めて、富士通がパートナーに加わった。
富士通 IAサーバ事業本部 本部長を務める河部本章氏は、「シマンテックが買収したベリタスとの提携を1994年から開始しており、シマンテックとの提携は2000年から加速した。当社のx86サーバであるPRIMERGYの世界市場のシェア第4位であり、何とかトップ3に食い込みたい。来年には、PRIMERGYを、グローバルで80万台、国内で20万台出荷したい」と述べた。
同氏によると、新たなパートナープログラムを締結したことで検証体制が変わったという。「これまではシマンテック製品が販売されてから検証を行っていたので、サポートの発表は製品発売から2ヵ月以上遅れていた。しかし、今回は新パートナープログラムの下で、製品の発表前から共同検証を行ったので、製品発表と同時にサポート提供も発表できた」
Backup Exec System Recovery 2010の特徴の1つに、新たな管理プラットフォーム「Backup Exec System Recovery(BESR) Management Solution」の無償提供がある。同プラットフォームは同社の運用管理製品「Altirisシリーズ」をベースにしたもので、同社の製品を一元的に管理することが可能だ。
共同検証によって、このBESR Management SolutionをOSを含むPRIMERGY上でワンストップ のサポートで提供することが可能になった。
そのほかのBackup Exec System Recovery 2010の特徴としては、「Windows 7、Microsoft Exchange 2010、Microsoft Windows Server 2008 R2といった最新OSのサポート」、「仮想環境向けのエディションであるVirtual Edition、Linux Editionのサポート」、「旧版からの値下げ」などが挙げられる。
Virtual Editionでは、仮想マシンのホストに対してライセンスが発生し、ゲストは無制限で利用することができる。Linuxのサポートは今回初となる。
Backup Exec System Recovery 2010はSMB市場に向けて拡販を図るため、価格的な競争力も高められている。同社が提供しているサポート形態には、「ベーシックメンテナンス」と「エッセンシャルサポート」がある。後者は前者よりもサポート時間が長く、問い合わせ登録メンバー数が多いなど、内容が手厚い。
旧版であるBackup Exec System Recovery 8.5はベーシックメンテナンスを含んだ価格設定であるのに対し、Backup Exec System Recovery 2010はエッセンシャルサポートを含んだ価格設定であるうえ、各エディションの価格が下がっている。
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