主演の佐々木希。本作では過去にトラウマを抱えながら、大学教授の光輝(谷原章介)に出会い恋に落ちる女子高生・理央を演じる

ケータイ小説を映画化した『天使の恋』(寒竹ゆり監督)の公開直前イベントとして、29日に東京・早稲田大学で試写会が行われ、主演の佐々木希ら出演者が登壇した。

大学生が集まり異様な熱気に包まれる中、出演者たちは劇中でも着用する女子高の制服姿で登場。本作が映画初主演となる佐々木は「こんなにたくさんの方々に来ていただいて嬉しいです。ありがとうございます」と感謝を述べた後、自身の制服姿に関して、「すごく緊張しています。もう21歳なので……」と照れ笑いを浮かべた。

MCから初主演の感想を聞かれ、「辛かったのは眠る時間が少なかったことですね。1日2時間しか寝られない日もあって、肌のコンディションを保つために毎日パックをしていました」と佐々木。撮影に関して「このメンバーが一緒だと楽しくて、自然と笑顔になるんですよ」と話すと、共演の七菜香が佐々木と大石を指し、「とくにこの2人がうるさくて(笑)。でも本当に学校みたいな雰囲気で、ものまねとか、はんにゃのゲーム(ズグダンズンブングンゲーム)で遊んでました」。佐々木や大石も「やってた!」と同意する一方、加賀美は「私ははんにゃのゲームには参加しなかったり……」と発言して笑いを誘う。ただし、これは役作りを考えての事だったようで、「私が演じた奈緒子は"一匹狼"だったので、撮影現場でも友達の輪の中に入らないようにしていました」と理由を説明した。

左から七菜香、山本ひかる、佐々木希、大石参月、加賀美早紀

理央の友人・未歩を演じた七菜香。「老けて見えるけどまだ18歳で…」との発言に、他の出演者から「老けてないから!」とツッコミが

いじめから救った理央を慕う友子役の山本ひかる。「制服を着ると自分の高校生活も思い出すし、撮影のことも思い出しますね」

理央の友人・真樹役の大石参月。「制服にはなじんだけど、普段はあまりスカートを履かないので、ちょっとスースーします(笑)」

加賀美早紀は、「制服といっても衣装だし、別にこれといって嬉しいわけでもなく…」とクールな発言で学生たちの笑いを誘った

早大生からは「友情と恋愛のどちらかを選ばないといけないとしたら?」との質問も飛び出し、佐々木は悩んだ末に、「……どっちも!!(笑)」と宣言する場面も。また、劇中で登場する投げキッスのシーンについて、「さすがに実生活であそこまではできないですね。でも、誰かを好きになったらどこまでも突っ走る性格です」と自らを分析。最後は学生たちの熱烈なリクエストを受け、ステージ上で投げキッスを披露していた。

早大生をバックにフォトセッション。出演者以上に学生たちのテンションが凄まじく、「希ちゃん! もう1回こっち見て!」と叫ぶ男子学生も

映画『天使の恋』は、11月7日より新宿バルト9ほか全国ロードショー。

(C)2009「天使の恋」製作委員会