シャープは、6月に発表していた自社製太陽電池を搭載した東海大学のソーラーカー「Tokai Challenger」が、2009年10月24日から31日にかけてオーストラリアにて開催されている世界最大級のソーラーカーレース「Global Green Challenge」にて優勝したことを発表した。

シャープ製化合物太陽電池を搭載し、オーストラリアの大地を疾走する「Tokai Challenger」

ゴール後の「東海大学チャレンジセンターチーム」と「Tokai Challenger」

同ソーラーカーを駆るのは「東海大学チャレンジセンターチーム」で、太陽光のみを動力源に、オーストラリア大陸を10月24日の予選を経て25日にダーウィンを出発、アデレートまでの約3,000kmを縦断するレースにおいて、平均時速約100kmで走破。10月18日14時39分(現地時間)にゴールを果たした。

同チームは、ソーラーカーの高効率走行の研究に取り組む木村英樹教授(東海大学 工学部電気電子工学科)が指導するプロジェクトチームで、同大会の遠征メンバーは学生を中心とした計19名で構成されている。

なお、表彰式は開催最終日となる10月31日に行われる予定となっている。