三菱電機は28日、IPSパネルを採用しながら、3.8msという高速応答を実現した23型ワイドフルHDディスプレイ「Diamondcrysta WIDE RDT231WM-X」を発表した。11月20日発売予定で、店頭予想価格は52,800円前後となる。

Diamondcrysta WIDE RDT231WM-X

3.8msという応答速度は、国内のIPSパネルを採用したディスプレイで最速となっているため、ゲームや動画コンテンツを快適に楽しめるとしている。これを実現したのは、同社独自の「オーバードライブチェンジャー」機能による。これは、中間階調の応答速度を向上させる技術である。

また、専用の画像処理LSI「ギガクリア・エンジン」を搭載。低解像度の映像を拡大表示したときのぼやけた映像を鮮明に表示する超解像度技術だけではなく、コントラストや階調表示の向上、ノイズ低減なども可能となっている。

入力端子が豊富なのも特長となっている。HDMI入力端子を2系統にDVI-Dを1系統備える。さらに、D端子やコンポーネント出力端子にも対応するD-Sub15ピン端子も1系統装備する。ただし、D端子を接続するには付属のD端子-D端子中継アダプタとD端子-D-Sub15ピン変換ケーブルが必要となる。

そのほか、操作に便利なカードリモコンや、10bitの信号処理によりなめらかな階調表現を行う「10ビットガンマ機能」、コンテンツに合った画質を簡単に設定できる「DV MODE」、3W+3Wのステレオスピーカーなどを搭載する。

主な仕様としては、解像度が1,920×1,080ドットで画素ピッチが0.265mm。視野角は水平178度で垂直178度、輝度は300カンデラで、コントラスト比は最大5,000:1、応答速度は3.8ms。サイズはW546×D230×H452mmで、重量は約6.2kg。チルト角は上20度、下5度となる。