Plugin Check - Keep your Plugins up to date!

Mozillaは、Firefox 3.5.3およびFirefox 3.0.14以降において、アップデート時にFlash Playerプラグインのバージョンをチェックし、古いバージョンを使っている場合にはユーザに警告する機能を追加した。

結果的に、バージョンアップしてから1週間の間に1000万人のユーザがFlashアップデートリンクをクリックしたと報告されている。

Mozillaはこれに続く取り組みとして、ほかのプラグインも対象としてアップデートの有無をチェックするサイトPlugin Checkを発表。Mozillaプロダクトに関する情報収集や計測、分析を担当しているMozilla Metricsが200,000 Firefox Users Update Their Pluginsにおいて、最近実施されたこのサイトの取り組み結果を報告している。

アップデートアクションの割合 - 200,000 Firefox Users Update Their Pluginsより抜粋

1週間で459,000のページビュー、210,000の訪問があり、最終的に218,000のアップデートアクションが実施されたことが報告されている。Plugin CheckはMozillaのサイトからクリックしてたどれるものの、ブラウザにはリンクを組み込んでおらず、アクセスの90%がニュースサイトや技術関連のWebサイトから訪れたユーザのものだという。そうした状況であるにもかかわらず、このアクセス数はかなり多いものだといえるという。

項目
ページビュー 459,000
訪問数 210,000
アクションリンクのクリック数 218,000
プラグイン クリック割合
Flash Player 15%
QuickTime 11%
Realplayer 9%
Sockware Player 7%
Silverlight 5%
VLC 5%
Java 5%
Viewpoint Media Player 3%
Divx Web Player 2%
Adobe Acrobat Reader 2%
Gnome Totem 2%

アップデートはFlash Playerが15%ともっとも多く、それにQuickTime、Realplayer、Sockware Player、Silverlight、VLC、Java、Viewpoint Media Player、Divx Web Player、Adobe Acrobat Reader、Gnome Totemが続いている。この機能はFirefox 3.6に統合される予定になっているため、ブラウザに搭載されたあとはさらに多くのユーザがアップデートを実施することになるとみられる。