富士通は、新型インフルエンザ対策として、必要に応じてIDを追加することができる「新型インフルエンザ対策向けリモートアクセス・サービス」を10月21日から提供すると発表した。

このサービスは、同社がすでに提供している、リモートから社内ネットワークに接続するサービスである「FENICSIIネットワークサービス」を活用したもの。

このサービスでは同時接続数10人分のID契約が必要だが、それを超える分に関しては、従業員数からの同時接続数の上限に合わせた従量制の料金体系が採用される。接続IDの追加や削除、利用権限の変更はユーザー自身が設定できる。

これにより、企業は想定する最大接続数を契約するこなく、必要に応じて追加できるため、コストを削減できる。

このサービスは、新型インフルエンザによる自宅待機者だけでなく、顧客先や出張先からの接続など、通常の業務でも利用できる。

回線は既存のブロードバンド回線(DSL、FTTH等)や携帯電話を用いて社内ネットワークへ接続でき、WiMAX、HSPA+、公衆Wi-Fiなどにも対応している。

サービス利用イメージ

価格は、初期費用が10万円(税別)で、利用料(税別)は月額26万円からとなっている(利用者100名の場合)。

なお、同社では来年3月21日までの稼動開始分を対象に、初期費用を無料に、基本月額利用料26万円を16万円にするキャンペーンを実施する。