フラッシュバックは、CMOSカメラで撮影した際に発生する"ゆがみ"や"ひずみ"を自動補正する、the foundry社のAfter Effectsプラグイン「Rolling Shutter(ローリングシャッター)」を発売した。価格は6万690円。

同製品は、CCDに比べて、少ない電力で高速の読み出しを低価格で実現するというメリットを持つCMOS(シーモス)センサーにおいて、素早く被写体をとらえたり、カメラを左右にパンニングした時に発生する、被写体のゆがみやひずみを自動で取り除くというもの。補正技術には、Local Motion Estimation technology(ローカルモーション推定技術)が用いられており、カメラと相対的に動いている部分のイメージを修正する。

被写体のみに補正が掛かっているため、実際に動いていない部分をマスクで処理する必要もなく、動いている部分のみを処理できる。また、被写体が異なる方向/スピードで動いている場合でも修正が可能。

ゆがみやひずみを大幅に改善することによって、トラッキングソフトウェアが映像のひずみに影響されず、ポストVFXプロダクションにおいて効果的にトラッキングを行える。

対応アプリケーションは、AfterEffects CS3、CS4。対応OSは、Mac OS X (Intel Mac ユニーバーサル対応、10.6 Snow Leopard は、2009年10月現在未対応)、Windows Vista 32bit/XP 32-bit、64-bit。インタフェースは英語で、同社販売サイトCValleyからダウンロード販売のみ。

「Rolling Shutter」インタフェース