米Agilent Technologiesの日本法人であるアジレント・テクノロジーは、ヒトゲノムのエクソン部分の全領域を、次世代シーケンシング装置を用いて解析できるターゲットDNA濃縮キット「Agilent SureSelect Human All Exon Kit」の販売を開始したことを明らかにした。価格は5反応分で90万1,950円となっている。

同キットは、4月1日より販売を開始した同社の「SureSelect Target Enrichment System」の効率性とコストパフォーマンスを改善したもので、ヒトゲノムから約38Mb(メガベース)のエクソン領域すべてを取り出して解析することが可能なターゲットDNA濃縮キットとなっている。

また、NCBI Consensus CDS Database(CCDS)に登録されている、ヒトゲノム領域の1.22%に相当する18万以上のエクソン領域をカバーしているほか、Sanger v13データベースに登録されている700以上のヒトmiRNAや300以上のノンコーディングRNAも含んでいる。

さらに、マグネティックビーズを用いた、液相法による分離洗浄のため多検体への対応が容易で96穴プレートを用いた自動化もできるほか、120-merの超ロングオリゴを使用しているので、ターゲット領域に点突然変異や5bp程度の欠失があってもターゲット領域を回収することが可能だ。

なお、Illuminaの「GA II」のほか、Life Technologiesの「SOLiDシステム」にも対応予定としており、発売当初は、Illuminaのシステムのペアード・エンド・シーケンシングに対応する。SOLiDに最適化した製品は、現在開発の最終段階にあり、間もなく市場に投入する予定としている。