会津鉄道(福島・会津若松市)は11月20日、初代トロッコ車両AT-300形のさよなら運行を実施する。同車両は元JRのディーゼルカーを改造し、1999年4月から運行を開始したという。長いトンネルを通過中はトロッコ車両の照明を消し「光のファンタジー」として、トンネル内の光と車内天井のプラネタリウム風の演出があり人気だったという。同社は来年にも新型のトロッコ車両を導入する予定。

会津鉄道の「お座敷トロ展望列車」トロッコ車両は2両目

現在はお座敷車両と展望車両に挟まれて、観光シーズンと2月~11月の週末に「お座敷トロ展望列車」として運行しているとのこと。今後の定期運行は11月15日までの毎日。運行中は会津鉄道の鉄橋3カ所で停車または徐行して景気を楽しめる。

トロッコ車両の内部

景勝地で停車サービスも

11月20日のさよなら運転は会津田島駅 - 喜多方駅間を往復する。運行時刻は会津田島駅08:36発、喜多方駅10:45着と、喜多方駅10:55発、会津田島駅13:40着。途中停車駅は会津下郷・塔のへつり・湯の上温泉・芦ノ牧温泉・西若松・七日町・会津若松。乗車するには「お座敷トロ展望列車」と同じく、乗車券のほかに乗車整理券300円が必要となる。