太宰治の小説を映画化し、根岸吉太郎監督が第33回モントリオール世界映画祭で最優秀監督賞を獲得したことも話題の『ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~』。3日に都内で試写会が行われ、主演の松たか子と、漫画家の倉田真由美が登壇した。
の日、会場に集まった100名の観客は、すべて既婚女性。「これだけの女性に囲まれるのは女子高生の時以来」と話す松も、一昨年にギタリストの佐橋佳幸氏と結婚している。続いて登壇した倉田は、9月18日に映画配給会社の取締役・叶井俊太郎氏と入籍したばかり。松からも「おめでとうございます。末永くお幸せに」と祝福された。
松が演じる佐知の夫・大谷(浅野忠信)は、小説家の才能を持ちながら、大酒を飲み、借金を重ね、浮気を繰り返すなど放蕩の限りを尽くす。しかし数多くの「だめんず」を取材してきた倉田にとっては、「たしかにダメだと思うけど、私の基準から言えばそんなに重度ではないですよね。本当のダメ男は相手の女性に対して暴力的だけど、大谷は愛すべきところがあるダメ男だと思います」。松も、「佐知にとって最良の夫ではないかと思いました。男性は女性とは違う生き物で、もうその時点ですごいと思っちゃうんですよね。大谷は何事にも中途半端ではなく、真剣に生きること・死ぬことを考えていて、そんな男性はなかなかいないのでは?」と述べた。
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松は大谷(浅野)の夫・佐知役。「彼女もぶっ飛んだ変わり者かも。並大抵の体力や精神力では、大谷についていけませんから」 |
『だめんず・うぉ~か~』でおなじみ倉田真由美は、現在妊娠8カ月。「安定期に入ったので体調は全然大丈夫です。体は重いけど…」 |
劇中の大谷を見て、夫の姿を思い浮かべたと話す倉田は、「旦那は映画の会社をやっているけど、はっきり言って潰れそうなんですよ(笑)。実際、私もちょっとした額を貸していて、9カ年計画で返済してくれるそうです」といきなり家庭事情を暴露。「ひょっとしたら、まったくの一文無しになるかも……とも考えましたよ。もちろん借金を背負うのは嫌だけど、一文無しの彼は仕方なく背負ってあげてもいいかなと思ったんですよね。そこまでできるんだったら、籍を入れる意味があるのではないかと思いました」と明かした。
倉田に触発されてか、松からも、「家で見せる表情を見ながら『いい演奏をしているんだろうな』と想像するだけでも嬉しいし、幸せですよね」と夫婦仲をうかがわせるコメントが。ただし、夫・佐橋佳幸氏の直してほしい部分を聞かれると、「強いて言うならTシャツのたたみ方が多少違うところ(笑)。でも私がたたみ直せばいいだけの話ですよね……」と話し、会場の笑いを誘っていた。
『ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~』は、10月10日より全国東宝系にて公開。
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