ここ数年、女性を中心に防水機能がウリの「ウォータープルーフケータイ」が人気となっており、各通信事業者から多くのモデルが発売されている。しかしながら、まだ古い機種を使っていたり、どうしても防水対応モデルに好みものがないといった人もいるだろう。

そんなときに役立つのが「ジップロック」だ。今回は、ジップロックを使った「ウォータープルーフケータイ」の”作り方”を紹介する。

こちらが「ジップロック」(旭化成製)。「フリーザーバッグ」や「ストックバッグ」などのいくつか種類がある。パッケージにもよるが1箱に複数枚入っていて大体2~300円。筆者は普段は食材用に購入したものを抜いて利用している

ご存知だと思うが、ジップロックは主に食材などを保存するために利用するパッキン付きのビニール袋もしくは容器である。このジップロックにケータイを入れてジッパーを締めるだけで簡易的な「ウォータープルーフケータイ」ができあがる。

完成したら実際にお風呂などで使ってみよう。使ってみるとわかるのだが、完全に水中に入れるなどしなければ、ジップロック内に水は侵入しない。防湿もバッチリだ。筆者は、防水機器がそれほどなかった2000年前半頃からモバイル機器をジップロックに入れてお風呂で利用してきたが、いままで故障させたことはない。もちろん、取り扱いには一段と注意して利用している。ジップの磨耗なども心配なので、敗れていなくても定期的に新しいジップロックに交換している。

また、最近わかったことだが、なんと静電式タッチパネルで操作する「iPhone」でもジップロックに入れて操作できてしまうのだ。普段は筆者がレビューした「F-01A」をお風呂で使っているが、たまに「iPhone 3G」もジップロックに入れて使っている。

サイズも大中小やお手軽バッグといくつかあるのでケータイに合わせて利用すると良い。スライドやストレート形状なら小や中で十分だと思うが、折りたたみ形状だと大でないと入らないものもあるだろう

NTTドコモ「D905i」をお風呂で使っている様子。さすがに完全に防水対応というわけではないので、なるべく水中にもぐらせたり、シャワーを当てたり、洗剤がついたりしないように使っている

筆者がはじめてジップロックを利用したときにはかなり感動したものだ。興味をもった人は、一度試してみてはいかがだろうか。

なお、今回紹介したジップロック活用法は、本来の使い方とはもちろん異なる。ジップロック内に水が浸透してしまい、ケータイが水没して故障してしまっても保障されない。利用する場合は、すべて自己責任となるので注意して欲しい。

(memn0ck/K-MAX)

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