マイクロソフトは9月30日、技術創出やエンタープライズ企業支援事業の拠点となる『マイクロソフト大手町テクノロジーセンター』を東京都・大手町に開設、10月6日から稼働すると発表した。
マイクロソフト大手町テクノロジーセンターは、エンタープライズ企業を対象とした「テクノロジーセンター」と産学連携やベンチャー支援を行なう「イノベーションセンター」の2つの機能を有し、それぞれが対象とするユーザに対して最適なソリューションを提供。そのために必要な設備を無償で利用できるようになっている。
テクノロジーセンターでは、企業内のシステムライフサイクルに対する包括的支援を実施する。製品導入支援にとどまらず、「企業ユーザが、テクノロジを使ってビジネスの可能性を最大限に発揮できるかを検証」(同社 執行役 常務 エンタープライズビジネス担当 平野拓也氏)することを重視、ビジネスプランの策定やソリューションの提案を行なうほか、センター設備を利用した技術検証環境も提供していく。センター内には、実際にソリューションを体験できるブリーフィングルームなどを用意した。
イノベーションセンターは、東京都・調布市の「マイクロソフト イノベーションセンター(MIC)」を移設したもの。同社がCSR(企業市民活動)の一環として取り組んでいる、産学連携による研究支援、ベンチャーや学生への支援プログラムを実施する拠点となる。「(東京駅に近い)大手町という立地を最大限に活用」(同社 最高技術責任者 加治佐俊一氏)し、地方の自治体やベンチャーとの連携も推進していくとした。MICは過去3年間でのべ1万人以上、16以上の自治体、70以上のベンチャーが利用しており、大手町移設後もエンタープライズ企業と同じハードウェア環境の利用が可能になる。
同センターには、サーバ、ワークステーション各300台以上、ストレージサイズ500TB以上のデータセンターを用意した。MIC(調布市)と比較して、消費電力を10%削減し、処理性能は1.5倍を実現した。10万人規模のExchange Serverを10-15件並行して検証可能としている。サーバやストレージ、電源などの各種機器はパートナー企業16社「センターアライアンスメンバー」からの提供となっている。
センターの利用申請は同社アカウントマネージャを通じて行なうが、現在、2009年11月までは利用予約で埋まっている状態という。約30名の常駐スタッフで運営され、今後は年間約1,000社の利用を見込んでいる。
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