FileMakerは9月29日(米国時間)、Mac用のパーソナルデータベースソフトの新版「Bento 3」を発表した。iPhotoとの連係、Grid View、ライブラリ共有、セキュリティオプションなどの新機能を備える。

最新版ではライブラリ・ぺーンに、iPhotoで管理している写真が自動的に表示される。Bentoでフィールドやフォームを作成して情報を追加したり、またコンタクトやプロジェクト、イベント、その他のBentoにストアしている情報に写真をリンクさせられる。

iPhotoと連係。iPhotoで管理している写真に、より詳細な情報をBentoから追加可能

Grid Viewは、ライブラリの内容をイメージまたはフォームのサムネイルで一覧できる表示方法だ。イメージ/サムネイルの下に電話番号や電子メールを表示させるなど、表示のカスタマイズが可能。

共有機能はAppleのBonjourテクノロジを使用している。ローカルエリアネットワーク経由で最大5人のユーザーと、Bentoのデータベース全体または選択したライブラリを共有できる。

共有機能と共にセキュリティ・オプションも用意された。共有パスワードのほか、データベースパスワード、暗号化フィールドなどを設定できる。

このほか複数のライブラリをまとめられるライブラリ・フォルダ、電子メールのグループ送信、10種類の新テンプレートなどが追加された。

対応OSはMac OS X v10.5.7 Leopard以降。OS X v10.6 Snow Leopardもサポートしている。米国での価格はシングルユーザーが49ドル、5ライセンスのファミリーパックが99ドルとなっている。