「ズボンのチャックが開いている」「息が臭い」など、他人の"恥ずかしい状況"を相手に直接指摘するか否かを職場の人間関係別に訊ねた興味深い調査結果がこのほど明らかになった。

調査を行ったのは、米オンライン求人サイト「CareeBuilder.com」。2009年5月22日から6月10にかけて、調査会社のHarris Interactiveの協力の下、全米の18歳以上のフルタイム労働者4,478人を対象に、8つの項目について、上司、同僚、部下に対してそれぞれ指摘するかどうかを訊ねた。

その結果、いずれの項目でも上司に対しては指摘する割合が低かった。

また、平均して指摘する割合が高かったのは「ズボンのチャックが開いている」で、同僚の場合で67%、部下の場合で62%、上司の場合で50%にのぼった。一方、指摘すると答えた人が最も少なかったのは「シャワーを浴びたほうがよい」で、同僚/部下に対しては28%、上司に対しては11%となった。

その他、各項目に対して「指摘する」と答えた割合の結果は以下のとおり。

相手の状態 上司 同僚 部下
ズボンのチャックが開いている 50% 67% 62%
鼻に何かついている 33% 51% 46%
歯または顔に食べたものがついている 49% 66% 60%
髪が乱れている 13% 33% 30%
洋服にシミがついている 34% 51% 47%
口臭防止ミントを噛んだほうがいい 14% 33% 29%
シャワーを浴びたほうがよい 11% 28% 28%
職場に適切な服装ではない 10% 32% 37%